SNS採用で開けた事業拡大への道

2022年7月から12月までX(Twitter)採用コンサルを受けてくださいました合同会社セレクトエールの代表社員 佐々木 勇介さんに当時の事についてお話しを伺いました。

▶️ 合同会社セレクトエール https://selectyell.com/
▶️ ゆーすけ社長@介護士が稼いで何が悪い https://twitter.com/yell_sasak1

投稿者: 桑野(Strategic Visual Planner)
Omoitsukiのビジュアル化総合担当。情報を整理し、優先順位をつけ、戦略的思考で本質を浮かび上がらせる。

採用のためのSNS運用なんて格好悪いと思っていた

桑野──
まずは御社の事業内容についてお聞かせください。

佐々木──
介護事業を展開しています。主に在宅をメインに訪問介護に力を入れ、千葉を中心に12店舗、来月で14店舗になります。

桑野──
そもそものご依頼のキッカケは何だったんでしょうか?

佐々木──
幸さん(弊社代表)がたまたまX(Twitter)でSNSコンサルを募集していたんです。当時は実在してるかわからないほどの有名なインフルエンサーだったのでやりたい!と思ってリプライしたのがきっかけです。

桑野──
SNS採用でコンサルを受けると決められた経緯を教えてください。

佐々木──
もともと自分自身がSNSに否定的だったんですよね。『社長が目立ってどうするんだ。目立たせるのは職員さんでしょ!』と思ってたんです。でも、幸さんと話しているうちに目的が明確になったんですよね。

当時は採用の為にX(Twitter)をやるというのがかっこ悪くて言えなかったんですよ。でも意外と突き詰めて行ったら採用のためにやってるんだなと明確になってきて。そこから採用に目的を定めてコンサルをお願いしました。

最初の2ヶ月は本当に辛かった

桑野──
実際やってみていかがでしたか?

佐々木──
1年前ってまだX(Twitter)採用ってメジャーじゃなくて、しかも介護事業者でX(Twitter)採用してるなんてまずいなかったですよね。それこそ僕は『これくらいX(Twitter)コンサルに投資している』と料金も社員にオープンにしていたので『え?そんなに高いお金!』って思われていたんですよ。

僕も結果が出ない7月8月ごろは大分フラストレーションが溜まっていて。『どこまで掘り下げるんだよ!』くらいずっと掘り下げるので。でも結果あれが本当に良かったんだなと。

桑野──
いつごろから変化を感じられましたか?

佐々木──
始めた当初フォロワーが1000人位だったんですけど、9月ごろからグワっと伸びて、そこから明らかに社内の空気が変わってX(Twitter)採用が始まって行った記憶です。

月間20−30件の応募がX(Twitter)経由

桑野──
そこから採用の問い合わせが来るようになったんですね!

佐々木──
そうですね!今はもう月間20−30件の応募がX(Twitter)経由でコンスタントに来ていて。当時はまだ2店舗しかなくて従業員も30人しかいなかったのが今は全体で130人くらいいます。本当にこの9月がスタートしたという感覚がありますね。もう、うちの会社は幸さんのおかげでなんとか軌道に乗ったという感じです。

桑野──
X(Twitter)業務が通常業務の中に入ってきたと思うのですが、当時どのくらいリソースを割いていましたか?

佐々木──
X(Twitter)の文章自体はあまり時間をかけずに作っていました。でも、当時は幸さんの投稿をとにかく見ていて、なんでこの時間にあげるんだろう?と思いながら、幸さんが上げたら真似して上げるみたいな事はしていました。

桑野──
投稿のコツを掴んだキッカケってあったりしますか?

佐々木──
あります!一番は幸さんに文章の添削をしてもらったのが『やべー』っていう感覚がありました。めちゃめちゃ嫌だったんですけど、目の前で添削されるんですよ。『何が言いたかったんですか?』って聞かれるのが本当に嫌でした。笑

結構傷ついたんですけど、あれがすっごいよかったですね。テクニカルな資料って色々あるけど実際やる事って実はシンプルで。

でもこっちは素人だから忘れちゃうんですよね。それを繰り返し直してもらって身体で覚えたという感覚がありますね。添削が入ってからインプレッションもすごく伸びました。

『介護士が稼いで何が悪い』の誕生

桑野──
プロフィールで言うと『介護士が稼いで何が悪い』ってすごいパワーワードですよね。このワードはどうやって出て来たんですか?

佐々木──
確かいくつか候補があったんですよ。1ヶ月深堀をしている最中で、すごくフラストレーションが溜まっていた時期に、目標とか夢とか、強み、弱み、理念やありたい姿、どんな美意識をもってるのか、やりたくない事とかとにかく毎週深堀をしてくれて。

その中でミッションとしてどんな社会を目指していきたいかという話が出て来た時に、『介護士を豊かに』っていうワードが出て来て。でもこれだけだと介護士を体験した人しかわからないですよねっていう話の流れから『介護士が稼いで何が悪い』というワードが出て来ました。

桑野──
なるほど!この『介護士が稼いで何が悪い』というワードが出て来た時点で発信の軸が定まった感じですよね?

佐々木──
そうなんですよ。結局今でもこれをずっと発信の軸にしていて。なんで発信をしてるのかって言うのを定期的に発信しなさいと教わったので、僕は定期的にこの事について言及しているんですが。この軸が定まるまでの1ヶ月は本当に辛かったですね。

でもこの言葉につられて来てくれる人もたくさんいて。しかもこれ、誰も真似できないんですよ。怖くてこんな事普通言えないんで。語呂も良いんですよね。今でも大好きな言葉です。ここから投稿内容も発信しやすくなって。それに準じていろんな部分に良い影響がでてきたという感じです。

SNSからの採用は初期設定が終わっているようなもの

桑野──
通常の採用とX(Twitter)経由の採用に何か違いを感じる事はありますか?

佐々木──
なんか初期設定がもう終わっているような感じなんですよね。だから面接にきてから会社とすり合わせをしていくというよりは、先に先方が擦り寄ってきてくれているので、もう訳わかってる。会社がこういうところ目指してますとか、こういう価値観で介護に向き合ってますっていうのがそもそも分かって来てくれているのでとにかく話が早いんですよ。それが一番大きいですね。

桑野──
コンサルが終了してから8ヶ月ほど経ちますが現在はどうですか?

佐々木──
もう右肩上がりの図が一度も落ちてないですね。X(Twitter)はフォロワー数ではないですが、そっちも純増していて。人材獲得に苦労している方が多い中で本当にすごいと思いますね!今現状14店舗あるんですけど、半分はX(Twitter)採用から管理者が出てきてるんですよ。このスタートが10月くらいでしたね。当時採用した人が今2店舗担当しています。

今度フランチャイズもやるんですよ!年商も倍々で増えていて。今期は3期目で4億くらいいくんじゃないかなと。これは介護業界でいうとかなり良いんですよ。プロフィールも当時作ってもらったものをほとんど変えていないです。

自分を表現できるようになった

桑野──
採用面以外での変化はありましたか?

佐々木──
今、幸さんに教わったPostができているかと言われると正直そんなにできていないんですよね。ただ、明らかに『自分を表現する事ができている』だから、X(Twitter)で会う人みんな、『本当にそのままですね』って言ってくれるんですよね。この間の交流会でも『うわ〜会いたかったです!』って言われて。

医療介護業界の中では目立っていて実績も周りが認めてくれていて共感してくれているのを感じます。そう言った意味では一年前と全く体感が違いますよね。

桑野──
最初の辛かった2ヶ月を乗り越えられたのは何故だと思われますか?

佐々木──
やっぱり『ちゃんとお金を払っているから』ですかね。できないからプロに教わっているんだと自分に言い聞かせていました。あとは、少しずつ反応や小さな成功体験が積み重なって行って。『やんなきゃ』から『自然にやれるようになってきた』みたいな感覚の変化はありました。そこからは調子は鰻登りでしたね。

経営コンサルを受けたみたいな感覚でした

桑野──
Omoitsukiのコンサルって一言で言うとどういうものでしたか?

佐々木──
自分の在り方がすごく明確になった時間でしたね。俺ってなんでこんなに事業にかけてるんだとか、なんでこんなに従業員のことが好きなんだ?とかをちゃんと考えるようになった。自分が校正されていくから、事業もうまくいくんですよ。経営コンサルを受けたみたいな感覚でしたね。

本当に楽しかったですね。勢いがとにかくすごかったんで。

桑野──
Omoitsukiのコンサル受けてみて事前に期待していた事と比べてどうでしたか?

佐々木──
僕はテクニックが知りたかったんですよね。バズる方法とかフォロワーの増やし方とか。それを求めてたんだけど全然ちがうんですよ。本質の話ばっかりしてた気がして。もちろんテクニックも教えてもらったんですけど、もうテクニックとか覚えてないですもん。笑

ポイントポイントで『情景描写ができる言葉を入れる』とかは意識するし、ちゃんと考えて作ればいまでも必ず1万インプレッションくらいはいくんですけど、それよりも本質を教えていただいたなと言う感じがあります。

事業成長と共にあったし、いまもそうなので、これって本当にすごい事ですよ。なんでみんなやんないの?って思います。絶対やった方が良いですよ。質の高さやプロ意識って言うものを本当に感じるんですよね。その感じも好きで。その姿勢は自分の事業にも活かせていますね。

経営者は絶対投資した方が良いと思います!

桑野──
嬉しいお言葉!ありがとうございます。佐々木さんのこれからの夢があれば教えてください。

佐々木──
僕やりたい事が二つあって。

一つは介護職全体の賃金の底上げです。その為にはNo1シェアを取る事が必要で。具体的な数字でいくと直営で300店舗、フランチャイズを1000店舗の合わせて1300店舗。これを達成して賃金の底上げをしたい。

もう一つは介護職を選ばれるような仕事にしたい。学校で介護という授業をしたいんですよ。みんな知らないんですよね。介護を。僕も昔は色んな偏見を持っていたんですよね。だから子供たちを通じて介護をもっと知ってもらいたいと思っています。


桑野──
最後に今後のOmoitsukiに期待する事ってありますか?

佐々木──
ぜひ僕みたいに困っている経営者は沢山いると思うのでそういう人たちに手助けをしてあげて欲しい。経営者って結構孤独で。SNSってこんなに破壊力があるのにみんな使わないんですよね。だから事業がもっともっとより良くなるようにその為の手助けをして欲しいって思います。

代表(幸)からの一言

本当に嬉しいですね、こうして事業に貢献できている事が。夢をずっと聞いて来ているし実現していく階段もずっと見ているので。

僕が夢は見るのではなく叶える事だというのをずっと言っていて正にそれを自でやっている人だと思うのでこういう仕事をもっとしていきたいなって思いますね。経営者さんは何かしら夢があると思うので、それを一緒に前進させる為の存在で居たいなって思います。本当に良い出会いでした。この度はインタビューを受けてくださりありがとうございました。

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