Omoitsukiの考えるSNS採用の未来

私たちが情報収集をするときには、GoogleやYahoo!などのブラウザや、X(Twitter)やInstagramなどのSNSを活用します。

就職活動においても同じで、企業の情報を収集する際にSNSを活用する人が多いのが現状です。採用に力を入れたい人事・採用担当の方は、SNS採用について知っておく事で採用にかけるコストや労力を見直すきっかけにもなります。

この記事では、SNS採用がなぜ今注目を集めているのか、SNS採用のメリット・デメリット、注意点などについてまとめていきたいと思います。

SNS採用が注目される背景

SNS採用は、ソーシャルリクルーティングとも呼ばれ、X(Twitter)やInstagram、FacebookなどのSNSを活用して行われる採用活動を意味します。

企業の理念やビジョン、1日の仕事の流れや社員の仕事に対してのやりがいについてなど、さまざまな情報をSNSで発信し、自社に興味を持ってもらうことで採用に繋げる手法です。

SNS採用が注目される背景としては、SNSを利用する人が世代を問わずに増加していること、情報収集ツールとして使用される場面が増えたことなどが挙げられます。

下の図は、総務省が発表した代表的なSNSの利用率の推移です。

(出典)総務省情報通信政策研究所「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」

全年代で「LINE」の利用率は一貫して増加し、90%を超えています。

「Instagram」の利用率は、全年代で一貫して増加しており、「X(Twitter)」を上回り、「LINE」に次ぐ高い利用率となっています。

世代を問わず、多くの人がSNSを利用していることがわかります。

また、株式会社No Companyの「Z世代の学生による就職活動時のSNSやWebサイトの活用実態についてアンケート調査」によると、57.2%の学生が、就職活動においてSNSで情報収集すると回答しています。

(出典)「Z世代の学生による就職活動時のSNSやWebサイトの活用実態についてアンケート調査」

SNSで企業が情報発信を行い、採用活動を行うことは、企業と就活生の双方にとってメリットのあることとの認識のもと、注目されるようになっています。

SNS採用のメリット

SNS採用には以下のようなメリットがあります。

  • 手軽に候補者と繋がりを持つことができる
  • 個人のパーソナリティが見えやすい
  • 採用コストを抑えやすい
  • 自社に対する「好感」を集めやすい
  • 自社の価値観やビジョン、想いをフラットに伝えられる
  • 担当者にSNSアカウント運用のスキルがつく

SNSで採用を行うメリットを一言で表すと、「同じビジョンに向かって長く一緒に働いてくれそうな人と巡り合える可能性が高い」ということ。

「入社後の仕事のイメージがあまり湧かない」

「何を大切にしている会社なのかよく分からない」

そのような会社に就職をしたいと思う人はなかなかいません。

上記のような状態で入社してくれる人がいたとしても、ミスマッチが起こる可能性も高いでしょう。

求人サイトや求人広告で自社を知ってくれて、就職を検討してくれたとしても、相手のことは履歴書などの紙面上の情報と面接で少しの時間話しただけのことしか分かりません。

お互いのことをよく知ったうえで、

「この会社で働いてみたい」

「この人たちと一緒に働いてみたい」

そう思える可能性が高いのがSNS採用のメリットです。

SNS採用のデメリット

SNS採用のデメリットは以下のとおりです。

  • 急募の求人には向かない
  • 運用にはある程度のスキルが必要
  • 炎上リスクがある

まず、SNS採用における最大のデメリットは、急募の求人には向かないということ。

SNS運用にはある程度のスキルが必要で、スキルを持った人材だとしても、SNSアカウントを運用し始めて数日や数か月で結果が出ることは少ないです。

また、炎上リスクがある点もデメリットとして挙げられるでしょう。

何の気なしにSNS上に放った投稿が、違った意味で解釈されて非難を浴びることはよくあることです。

細心の注意を払うとともに、

  • この話題については触れない
  • 差別的に捉えられるような投稿はしない
  • 投稿を作成する社員個人の主観が強いものは投稿しない

などチェック項目なども作って運用していくなどの炎上対策が必須です。

SNS採用の注意点

SNS採用を行う際に注意するべき点は以下の5つです。

  • 自社の採用課題を明確にしたうえでの情報発信が大切
  • 企業の価値観をはっきりさせなければ効果は薄い
  • 画面の向こうの「人」を意識した発信でなければ意味がない
  • 投稿の頻度が低ければ見られにくい
  • 初めから複数のSNSに手を出せば効果が得られにくい

アカウントを開設するのは無料なので、SNS採用にかかる初期費用はほとんどありません。無料で始められるからこそ、高額費用をかけたときに比べると痛手にならないので諦めてしまいやすくもあります。

目的意識や採用課題などを明確にしておくことで、SNS採用の重要性を社内で認識できるため、継続しやすくなります。

また、投稿頻度が低かったり、複数のSNSで運用を始めたりすると、効果が得られにくいので注意が必要です。

まとめ:SNS採用ならX(Twitter)がおすすめ

SNS採用を始めようとする人事・採用担当の方の中では、「SNS採用を採り入れるなら、どのSNSアカウントの運用を始めるべきなの?」と思われることでしょう。

弊社では、X(Twitter)を活用したSNS採用をおすすめしています。

SNSの中でも、X(Twitter)での情報発信を希望する答えが多くありました。

(出典)「Z世代の学生による就職活動時のSNSやWebサイトの活用実態についてアンケート調査」

また、どのような発信をしてほしいかの内容については以下のとおりでした。


(出典)「Z世代の学生による就職活動時のSNSやWebサイトの活用実態についてアンケート調査」

自分が就職活動をする立場になったときに、どのような情報が知りたいかを考えてみると、入社後のことがイメージしやすいように、1日の仕事の流れや福利厚生、人間関係のことなどを発信してほしいと思うのは自然です。

また、X(Twitter)は運用を始めるハードルも低いので、おすすめしています。

さまざまなSNSの特徴を掴んだうえで、まずは運用を始めてみましょう。

OmoitsukiでSNS採用のコンサルを受けて事業を大きく成長させているお客様がいます。
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