2021年2月から3ヶ月間X(Twitter)PRブランディングコンサルを受けてくださった株式会社バビロニアの野田拓也さんに当時の事についてお話しを伺いました。
▶️ 株式会社バビロニア https://www.babylonia-inc.com/
▶️のだたくや親子副業®で中2を社長に https://twitter.com/oyako_fukugyou
投稿者: 桑野(Strategic Visual Planner)
Omoitsukiのビジュアル化総合担当。
INDEX
きっかけは1通のDMだった
桑野──
SNSコンサルをお願いするきっかけをお伺いしてもよろしいですか?
野田──
幸さんにお願いする事になったのは実は直接アドバイスのDMをいただいた事がきっかけなんです。当時僕は会社の立ち上げと同時に、X(旧Twitter)を運用していて、会社のアカウントならば1000フォロワーはいないと格好がつかないなと思い、フォロワー数を獲得することに専念していたんですね。
キャンペーンなど色々な試作を打ちながらなんとか1000フォロワーを超えたあたりから、「これって何のためにやっているんだろう」という疑念が湧いてきてしまって。そんな時に幸さんの『フォロワー数より自分の夢語る方が大事だよね』みたいなツイートを見て感銘をうけましてフォローさせていただきました。
そこからいつの間にか相互フォローになってコメントやリプライなどで軽いやり取りが続いていた感じで。そしたらある時僕がしたツイートに対して急にDMが来て、『そのツイートもったいないです』と。そしてそこには具体的なアドバイスが。丁度自分はX(旧Twitter)運用に関してかなりモヤモヤしていたので、その流れで「コンサルをお願いする事は出来ますか?」とご相談したのがスタートです。
桑野──
なるほど!それはかなり衝撃的な展開ですね。
幸さんはどうして野田さんに突然アドバイスのDMをされたんですか?
幸──
僕は元々夢を追いかけているとか、想いが伝わってくるような人が好きで、親子副業®️関連のツイートを拝見してから野田さんをフォローさせていただいていました。勝手にアドバイスするなんて今まで殆どしたこと無いんですけど、ある日の野田さんのツイートに関しては、内容は素晴らしいのにどうしても勿体無い!という思いが強くて思わずDMしてしまいました。笑
野田──
その当時1日1ツイートもしていなかった時期なので本当に偶然見つけてもらえた感じですね。当時はとても驚きました。
『親子副業』という体験を共有したいと思った
桑野──
そのDMをきっかけにSNSコンサルが始まっていくんですね。すごい展開です。笑 それでは野田さんの株式会社バビロニアについて教えていただいてもよろしいですか?
野田──
株式会社バビロニアはサラリーマンをしながら副業で立ち上げた会社で、中2の息子が言った「お金持ちになりたい」という発言から「それならばまずはお金の勉強をしないとね」という事で『金持ち父さん、貧乏父さん』を読んだりしていて。その中で『こういう事って子供のうちからもっと勉強できると良いよね』と息子が言ってきまして。その流れから子供向けに金融教育の授業を行う会社を親子で起業することにしました。
主な事業内容としましては、子供向け(主に小6から中3)の金融教育授業『お金の教室ーStarBurst(スターバースト)』という講義(全12回)でお金の基本的な事を学ぶ講座を提供しています。現在6期生まで終わったところです。
桑野──
コンサルしてもらう時の目的は何かありましたか?
野田──
SNSを集客に使うというよりは、親子で起業してからの息子の大きな変化が嬉しくて。それまで内向的だった息子の自己肯定感が大きく上がって学校でも生徒会に立候補するほど活動的になったりと驚くような良い変化が起きたりしていて、更に子供のうちからお金の勉強を実践ベースで学べる事もとても良いと感じていたので、親子副業自体の良さが伝わると良いなという所でご相談した感じでした。
桑野──
なるほど!会社の認知を広めるというよりは、この”親子で起業する”というスタイルを広めたいという思いだったんですね。
2ヶ月で7倍の反応を取れるように
桑野──
実際のコンサルではどのような事をされていたんでしょうか?
野田──
最初は『1日5ツイート考えて、それを添削してもらい、直した文章をツイートする』といった事を1ヶ月程行いました。最初は大きく直されていましたが段々と修正が減って書き方がわかってきたという感じです。そもそも発信する事に関して勉強してなかったので、X(旧Twitter)で何をすれば良いかがわかっていなかったんですよね。X(旧Twitter)を運用するってどういう事?という位無知だったので、『こういう内容の発信をこの時間にする』だとか、『アナリティクスを見る』だとか、そういった事をするという事自体そこで初めて知ったという感じです。
桑野──
なるほど。最初の1ヶ月は基本を学ばれていたんですね
野田──
はい。伝えたい事自体は明確にあったのですが、『1日5ツイート』はなかなか苦しかったですね。夜の12時までには5ツイート文章下さいねと幸さんに言われていて、時間までに毎日送るのに必死でした。ですがその結果インプレッションも上がりましたし、プロフィールへのアクセスも増えて最終的には2ヶ月でどちらも7倍位になりました。
桑野──
当時の心境について伺ってもよろしいですか?
野田──
最初はとにかく辛かったですね。噂には聞いてはいたのですが、実際毎日、土日も休まず1日5ツイート考えるのにはかなり苦戦しました。アイデアは思いついても140文字に納めるというところに難しさがありました。反応が上がっていく事に対しては喜びというよりも『これだけやってるんだから数字がついてきてくれないと困る』位の気持ちでした。笑 どちらかというと、数字の上がり下がりに一喜一憂するというよりは後から振り返って『あーここまできたんだなぁ』という感じです。笑
それが最初の1ヶ月で、その終わりくらいから本当の地獄が始まりました。
図解ツイートという起爆剤
桑野──
地獄ですか!笑
野田──
そうなんですよ。笑 その当時図解ツイートが流行っていて。図解作成は出来ますか?と幸さんから言われて試しに作ったらすごく褒めていただいて。そこから毎日図解ツイートをしましょうという事になりました。なので毎日5ツイートのうちの1つが4枚1組の図解ツイートになったという感じです。
もともと本業でプレゼン資料はよく作っていたので作る事自体は慣れてはいたんですが、ツイートの場合だと4枚までしか載せられない事、視覚的にわかりやすくする事や情報量を絞るなどかなり考えて毎日制作していました。
結局1ヶ月ちょっとで合計スライド160枚作りました。めちゃくちゃ大変だったのですが、これがすごく反応が良くて、一気にフォロワーも増えてインプレッションもかなり上がりました。図解ツイートをしている方々との交流も増えたりして起爆剤としてはかなり良かったですね。
桑野──
なるほど!発信するだけではなく、交流が生まれたんですね。
野田──
そうなんです。その頃からX(旧Twitter)を通じて繋がりや仲間を作る事の楽しさに段々と気づいていきました。その後認知が広がって子育て中の親御さんやシングルマザーや不登校のお子さんをお持ちの親御さんなど子育てに悩みを持っている親御さんとの繋がりも出来てきました。
桑野──
最初はフォロワー数を意識されていたのに大きく意識が変わったんですね。
野田──
そうですね。コンサルが終わって今はフォロワー数を追いかけるよりもどちらかというと応援してくれる人や興味を持ってくれる人との繋がりを大切にしている感じで、意味のある繋がりを増やしていく事を意識して運用をしています。
ご縁が呼び込んでくれた想像もしなかった未来
桑野──
現在はどのようにX(旧Twitter)を活用されているか伺ってもよろしいですか?
野田──
はい。今は自身の活動の内容や感じた事の報告もありますが、イベントの告知など、リアルの活動と繋げる事が多いですね。フォロワーさんともリアルでの繋がりが増えてきて一人一人との繋がりを深くしているという感じです。
桑野──
その後『親子副業®️』という本も出版されたんですよね?X(旧Twitter)がきっかけだったとお聞きしましたが?
野田──
そうなんです。実は元々会社を立ち上げる前日に名刺代わりとして電子書籍を一冊出していたんです。出版社の方にその本を読んでいただいていた事に加えて日々の発信を見ていただいて、それが出版に繋がっていきました。
桑野──
テレビ取材も入られたんですよね?
野田──
はい。そうなんです。実はこのテレビ取材は親子副業®️から派生してうまれた『親子で副業アイデアコンテスト』に対して入ったものでした。
桑野──
親子で副業アイデアコンテストですか!面白そうなコンテストですね!
野田──
段々と認知が広がる中でイベントなどに呼んでもらう事なども増えたのですが、やはり親子で起業することに対するハードルは比較的高く、なかなかそこまで実行に移せる人は少なかったんですね。ならばアイデアコンテストをするのはどうかと考えました。
桑野──
なるほど!確かにそれならハードルはかなり下がりますね
野田──
はい!その上でこのアイデアコンテストをメディアに取材して欲しいなと考えていた時にX(旧Twitter)のご縁で繋がりのあった方がちょうどフジテレビのノンストップから取材されていて、その方に相談したらテレビ局の方に企画書を渡してくださり取材に繋がったんです。
桑野──
ご縁とタイミングが繋がってテレビ取材の夢が叶ったんですね
野田──
そうですね!コンサルをお願いした当時は全くこんな事になるとは思っていなかったので、今思い返すと本当に驚いています。
リアルな体験を伝えていきたい
桑野──
ツイートをする際に気をつけている事や意識されている事などあったら教えていただけますか?
野田──
親御さんへの新しい気づきや新しい価値観を知ってもらうための発信は続けていきたいと思っています。親子で副業している人自体がほとんどいないと思っているので、受け売りではなく自分のリアルを報告するようにしています。
桑野──
これからの展望など教えてください
野田──
そうですね。講演会やセミナーなどで沢山の子供達に稼ぐ力を身につける事を教えていく事を広げていきたいと思っていますし、もう一つは親子副業®️をやる親子を増やしていきたいなと思っています。子供同士でビジネスコラボするとか、学校の部活の様にもっと身近にビジネスについての会話が生まれる様な社会になると良いなと思ったりしています。
桑野──
子供だけでビジネスやお金の話をすると言うのはすごく成長に繋がりそうですよね!
野田──
そう思います!そのためには親がある程度子供に伴奏してあげる必要もあるので、そういった意味で親御さんも含めてこういった活動を知ってもらいたいなと思っていて、その為のコミュニティなども作っていきたいなと思っています。
代表(幸)からの一言
実際にX(旧Twitter)で繋がった方々がアイデアコンテストなどで発表されている様子などを見ている時に、親子副業®️を広めたいんです!とおっしゃっていた野田さんのこれまでのストーリーを知っている分、これだけ多くの方を巻き込んでいる現状に込み上げてくるものがありました。
またテレビで取材されたり、出版されたり、クラウドファンディングや、コンテストの開催などはコンサルをスタートした時には想像もしていなかった未来でした。でもこの親子副業®️の素晴らしさが伝われば何か変わるはずだと思って続けてきていた事がこうして形になって、どんどんと新しい未来へ向かっている姿を見て本当に嬉しく思っています。